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正しく知って便利に使おう。Kyashの話 ~第2弾 どんな仕組みなの? ~

これはなに

紙幣や硬貨といった現金を使わずに決済を行うキャッシュレス決済。
○○Payをはじめとした様々なサービスが展開され、コロナ禍で「現金に触れたくないから」というきっかけから使いはじめる方も増えているようです。
そんなキャッシュレス決済の中からKyashというサービスを解説していきます。
今回は第2弾ということで、Kyashがどんな仕組みで決済を実現しているのか解説します。

おことわり

この記事の情報は2020年9月現在のものであり、今後サービス内容が変更される場合があります。最新の情報は株式会社Kyashホームページをご覧ください。

カード決済ってどういう仕組みなの?

カードには3種類ある!?

決済を行うことができるカードとして、クレジットカード、プリペイドカード、デビットカードの3種類があります。
クレジットカードは審査で予め決められた限度額(与信枠)の範囲内で決済を利用することができ、後払い、分割払いやリボ払い、ボーナス払いが可能であることが特徴です。
デビットカードは銀行の口座残高の範囲内(限度額が決められていることもある)で決済を利用することができ、即時引き落としされることが特徴です。一回払いのみを利用することができます。
プリペイドカードは事前にチャージしたカード残高の範囲内で決済を利用することができ、カード残高から即時引き落としされることが特徴です。こちらも一回払いのみを利用することができます。

ブランド、イシュア、アクワイアラ

カード決済は、クレジットカードやプリペイドカードなどのカードを発行するだけでは成り立ちません。国際ブランド、イシュア、アクワイアラなどさまざまな会社が連携して実現しています。
国際ブランドは、VisaやMastercardをはじめとした各国で発行したカードが世界中で決済できる仕組みを提供する会社で、決済ネットワークを運営したり、イシュアやアクワイアラにライセンスを発行したりする業務を行います。
イシュアは、クレジットカードやプリペイドカードなどのカードを発行する会社で、消費者に対するカード発行業務を行います。
アクワイアラは、イシュアと加盟店(カード決済を利用できるようにしたいお店)の間に立ち、カード決済ができる加盟店を増やしたり、イシュアから受け取った売上金を加盟店に支払う業務を行います。

カード決済は2段階!?

カード決済は「オーソリ」と「売上確定」の2段階に分かれており、不正決済の防止や利用限度額の確認などを行っています。
オーソリは、カード決済を行う度に実行される処理で、利用可能なカードであるか、利用限度額を越えていないかを判断するために行います。消費者が店舗で支払いを行う際に行ういわゆる「支払い」のときに行っています。
売上確定は、オーソリが行われたカード決済を確定する処理で、加盟店から売上確定情報を受け取ったあとに行われます。クレジットカードの利用履歴が2~3日後に表示されるのは、この売上確定がなされてから明細に表示されているためです。

Kyashはどういう仕組みなの?

Kyashには、Kyash CardやKyash Card Liteなどを利用する方法の中でカード決済が関わる部分としてKyashへの入金とKyashからの支払いの2つがあります。
Kyashへの入金では、「Kyashという加盟店」に対してユーザが持つクレジットカードやデビットカードから支払いを行います。そのため、入金方法として指定したクレジットカードやデビットカードの利用履歴には加盟店名として「KYASH」と表示されます。
Kyashからの支払いでは、ユーザが利用したい店舗に対してKyashが発行するカードから支払いを行います。Kyashはプリペイドカードなので、オーソリの時点で残高が減算され、アプリにプッシュ通知が届きます。
つまり、Kyashアプリの運営会社はカード決済の仕組みのうえでは加盟店でありイシュアの役割をしていることがわかります。

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まとめ

Kyashはカード決済を実現する会社の中で、「加盟店」と「イシュア」の役割をしていることがわかりました。
KyashはVisaブランドで発行されるプリペイドカードなので、事前にチャージする必要があり、その手段としてクレジットカードやデビットカードを使っていることもわかりました。
仕組みがわかると、より安心して便利に使えそうですね。
ぜひ、みなさんも使ってみてはいかがでしょうか?