飛ばねぇ馬はただの馬。

Life is too short for bad code.

Kyashではじめての育休を取得した話

はじめての子どもである娘が産まれてから慌ただしい日々を過ごしています。 産まれてからの2ヶ月間、育児にフルコミットするために会社で初の育児休業を取得したのでまとめます。

会社で初の育休を取得するまで

はじめての子どもを夫婦できちんと育てたいという気持ちが夫婦ともに強かったので、自然と育休取得の話が出てきました。

KyashにはSlackに#chat-childrenがあるくらい子育て世代のパパママがたくさん在籍しています。

普段からSlackでお迎えやお世話による早退や中抜けのコミュニケーションが多くされており、業務と両立して子育てをしているメンバーが多いです。 Kyashでは育休の制度は整備され始めてきていたものの、まだ育休を取得したメンバーがいなかったこともあり、実際に育休を取得する判断をするのは正直少し気がひけました。

当時直属のマネージャであったこにふぁーさんに相談したところ、背中を押してくれたこともあり2ヶ月の育休をいただくことにしました。

育休の前準備

育休に入ると、これまで仕事にあてていた時間を家事 / 育児にあてることになります。 育休に入ってからスムーズに生活を切り換えられるように、妻がひっそりと「旦那教育」をしてくれていました。

「ひとつのことに没頭しやすい」「家事全般はできる」といった自分の特性を理解した上で、産後のメンタルのインプットや役割の期待合わせなどができ、これは本当にやってよかったと思います。 長くなるので詳しくは別記事でまとめています。

pranc1ngpegasus.hatenablog.com

あっという間の2ヶ月間

会社は育休の期間中、会社のメールアドレスや各種アカウントなどを停止状態にして、育児に集中できる環境を整えてくれました。 そのおかげもあって、育休中の2ヶ月間は家事 / 育児以外のことなんもしない人になりました。

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家事の中で特に気を遣ったのは食事です。 たんぱく質や鉄分、葉酸、カルシウム、各種ビタミンなどが足りなくなるようで、ほうれん草やひじき、季節野菜、焼き魚などを多めに取り入れたごはんをつくっていました。

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また我が家にはわんこがいます。 僕らの愛情を独り占めしていたわんこからすると、娘は僕らを取ってしまう急にきたよそ者です。 入院中から娘のガーゼの匂いを嗅がせて慣れさせたり、退院後は娘が泣いてもわんこを撫でてから抱っこしたり工夫をしていました。 いまは娘がぐずったら教えてくれるお兄ちゃん犬にレベルアップしました。

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夫婦がお互いに月に一回、半日ずつプライベートな時間を確保できるように工夫しながらあっという間に2ヶ月が終わっていきました。

ちなみに妻はNEWSの増田くんが好きで、よくライブDVDを見て気分転換をしていました。

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はじめての育児はなかなか一筋縄ではいかないもので、夫婦で役割分担を試行錯誤しました。

夜間の3回の授乳は基本的に妻が対応をしていました。 僕も最初の頃は初回を担当していましたが一度寝たら中々起きられず、妻に起こしてもらっていました。 でも翌日、眠気が強く家事に影響が出たので断念。

妻も寝不足でつらそうだったので育休中に2~3回ほど夜間のミルクを全て担当しましたが娘が泣いていてもいびきをかいて寝ていて、ぬいぐるみを投げつけられたことも。 そして翌日は案の定使い物にならず。

夜間授乳をしている全国のお母さんたちに脱帽です。

結局我が家では睡魔と闘う妻を横目に僕は寝て、翌午前中に妻が仮眠を取るという分担に落ち着きました。

育休は終われど育児に終わりなし

現在は仕事に復帰して、生活リズムも整ってきました。 育休中も寝かしつけ後の1~2時間はコードを書いてたので復帰も意外とすんなり出来ました。

育休が終わったからといって育児参加も終わりではなく、朝ごはんは僕の担当ですし午前中の妻の仮眠時間中は抱っこひもをしながら仕事をしています。 また沐浴、寝かしつけも妻と分担してやっています。

会社が育児に理解があるので、妻だけに任せることなく平日も過ごせています。

会社にがんばってほしかったところ

実は特に見つかりませんでした。

会社からはほしいだけとっていいよと言われていましたが、僕と妻は2ヶ月間を選択しました。 2ヶ月の育休は短いと思われるかもしれませんが我が家にとっては短くも長くもなく、妻の体調も回復して元の生活に戻るちょうどいい期間だったと思います。

会社としても僕としてもはじめての育休取得だったことから、育休前から何度もMTGの時間をもらって確認事項の突き合わせをしたし、書類のやりとりも多かったように思います。 これは慣れが必要なことだと思うのでしかたないと思います。

今後さらに運用がブラッシュアップされていくものと思いますが、その先陣を切る形で自分が育休の事例を作れたことはよかったんじゃないかと感じています。

まとめ

まもなく生後3ヶ月になる娘は体重が出生体重の2倍近くになりつつあり、日々成長を感じます。

生後1ヶ月半を過ぎた頃が妻は一番つらかったらしく、一緒に育児をしてくれてすごく助かったと言ってくれて改めて育休を取得してよかったと感じました。

これからも家族3人と1匹で楽しく過ごしていこうと思います。