妻が助かる旦那の立ち回りについて
6月に第一子となる娘が爆誕し、育児休業を取得した。 育児休業を取得した背景に昨今の家庭事情である核家族化があった。
どちらの両親にも頼れず、初めての育児に挑むのは丸腰の状態でボス戦に挑むようなもの。でもリトライできないのが育児。 ましてや相棒である旦那が育児に参加しないとなると丸腰+ステータス異常によりHPが半分以下の状態で戦闘開始するぐらい妻への負担大である。
そりゃあそんな相棒は必要ない!って言いたくなる。けしからんですよ。 僕だってそんな状況ならパーティー再編集したくなってリセットボタンを押したくなる。
我が家では産後に起こりがちな家庭崩壊の危機を回避するべく妻がしれっと「旦那教育」をしてくれていた。 産後どのような行動をしてほしいか、どのような心構えでいてほしいか、など妻が考える「旦那にやってほしいこと」を旦那である僕に叩きこんだ「旦那教育」について一部をまとめる。
旦那教育のゴール
育休中に妻が育児と産後の体力回復にフルコミットできる環境作り
- 育休前に妻がやっていた家事全般
- 育児のサポート役にもまわる
旦那の特性
- ひとつのことに没頭しやすい
- 家事が並行して消化できると自分の時間が取れるようになる
- 集中しだすと時間を忘れてしまう
- タイムスケジューリングを意識づけさせる
- 習得までに回数が必要
- n回教えても習得できない
- たまにモノの場所があいまい
- 言葉よりも動いて覚えさせる
- もともと家事全般ができる
- 野菜の切り方ひとつから教える必要はない
- アドバイスを率直に受け入れる
意識して教えたこと
- 妻が監視しつつ効率化のアドバイス
- 空き時間を見つけては家事全般をやらせる
- 掃除の仕方も全て妻がやっていたことと同じように教える
- 旦那が徐々に覚えてきたことに対して毎回フィードバック
- 育休中に非効率にならないために短期間で教育
- よかった点 / もうすこしな点 / 改善策など
- 買ってきたものの片付けを意識的に旦那にやらせてモノの位置を覚えさせる
- 冷蔵庫の中の在庫状況を意識させる
- 産後の身体の状態について教える
- 育児本をいっしょに読む
- 産褥期の回復の大切さ、無理した場合に起こることを知る
- 「全治2ヶ月の交通事故にあった」状態を理解する
- わからないことは妻に聞かずに自分で調べるよう習慣化させる
- 育児本をいっしょに読む
- 産後のメンタルの状態について教える
- 産後はイライラしやすい
- 普段とは比べものにならないくらい沸点が低い
- 怒りたくて怒っているわけではないことを理解してもらう
- 「わかった」「わかってる」言い方ひとつ間違えるだけでイライラしてしまう
- 産後はイライラしやすい
まとめ
旦那教育を受けてみて、僕がいつも仕事をしている間に妻はこんなに仕事をしていたんだとわかった。 だからMTGの合間の時間ちょうどに昼食を食べれるし、きれいな布団で寝れる。生ゴミは臭くないし、Tシャツも生乾き臭くない。 これで給料なし?と思うほどの仕事量だし、まわりにたくさん気をつかう。こんな求人広告があっても僕は絶対にやりたくない。 でもこれを全国のお母さんがやっていると思うと尊敬の意である。
出産後、妻が退院して実際に育休に入ってから旦那教育の成果を100%出せたかというとそうではない。7~8割というところだろう。 どうしても仕事があり妻に頼りがちになっていたところがあったのだと思う。座学だけでは実践がうまくいかないのと似ている。 とはいえ基本ができていたことで初日からまあまあうまく立ち回れたし、妻も「うまくできていたよ」と評価してくれている。
ご家庭によって奥さんがしてほしいことは異なるかもしれないが、余裕がある旦那さんは参考にしてみてはいかがだろうか。